Javaプログラマ(銀) ぬるぽの刑

HR/HMプログレ好きでJavaプラグラマな人がいろいろ書くのと、日々の業務でぬるぽ地獄に遭ってゲンナリするブログ('A`)

セカイ系

今日は友人のすすめで「なるたる」という漫画を読んだ。

最近ではエヴァの劇場版とか見た。

高校2年の時には「最終兵器彼女」を読んでいた。

これらはすべて共通して、俺に「人間のはかなさ、無力さ」を与えた。

特に「最終兵器彼女」は読んだ当時がまさに等身大だったわけで、読み終えた後の空虚感はかなりのものだった。

鬱状態が1週間近く続いた。

当時は付き合っていなかった、今の彼女がいなかったら、もしかしたらあの時俺は死んでたかもしれないくらい辛かった。

その体験があってからか、上記のいわゆるセカイ系のものには強くなった気がするけれど、「なるたる」は強烈だった。

「最彼」並みの空虚感はなかったが、やはり読んでて辛くなってきた。

話が進むにつれ、段々救いのない展開になっていく。

人によっては認めたくない終結。だけれど受け入れなくてはならない事実。

感情移入したキャラクターたちの無残な終結を目の当たりにせざるを得なくなる。

きっとそこからあの空虚感に襲われるんじゃないかと思う。

セカイ系の終末は、世界の終わりが示されているが、その中には「再生」も含まれている。

前向きに捉えていくのは難しい…でも作者のメッセージがここですべて理解できるようになる。

ただ単に「最低な結末」などと酷評する人もいるが、その人達には作者の訴えが永遠に解かるまい。

なるたる(1) (アフタヌーンKC (186))

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最終兵器彼女 (1) (ビッグコミックス)

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